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手術日記

英語科主任をしていました。  色々な文書が回されてきます。 ふと目に留まるものがありました。 英語教育研究科

主催の勉強会です。  講演者「東京大学医学部形成外科教授 K先生」 とありました。 英語教育の研究会にドクター

が来られるのは珍しいことです。 演題は「英語で論文発表」です。  先生の専門がずらりと並んでいました。 それも

偶然でした。 「顔面神経麻痺」 が入っていたのです。  私はその勉強会に出席することにしました。

そこで聞いたことは、 紙面を見ながらの論文発表ではなく、人を見ながら、たどたどしくても内容があれば、人は惹きつけ

られる というものでした。 性転換手術も手掛けておられました。 とても新鮮なドクターでした。 「医師は金ではない」

と断言されました。 私は打たれたような気持ちになりました。 その日インターネットで大学の住所を調べ、返信用封筒に

切手も貼って、自分のこれまでの病歴と助けていただきたいということを書いて直ぐ送りました。 すると 本当にすぐに

お返事をいただき、電話での予約の仕方を教えていただきました。 そこから先生に手術をしていただくまで東京通いが

始まりました。 ドクターに対する考え方が全く変わりました。 と言うよりむしろ、K先生のお人柄に魅せられたと言った方

がいいかもしれません。 全国から先生を頼って難病の方々が集まり、外来は人であふれていました。 USBを整理して

いたら手術日記が出てきましたのでアップします。 是非、読んでみてください。

手術日記